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導入事例東京国立博物館平成館ラウンジ 鶴屋吉信(東京都台東区)
岩角聡さん

Vol.2

和菓子との相性もさることながら
広がる香りに誘われ長蛇の列に

東京国立博物館平成館ラウンジ
鶴屋吉信 売店(東京都台東区)
売場責任者・岩角聡さん

日本最古の博物館、東京国立博物館には、国内はもとより海外からも大勢の見学者が訪れます。その館内に、享和3年(1803年)創業の老舗和菓子店「京菓匠 鶴屋吉信」が売店をオープンさせました。博物館側から提示された出店条件は「飲食の提供」。「和菓子といえばお茶」の概念を払拭する策に選んだコーヒーは、CS-1で淹れる『煎』でした。

「飲みものの提供」という専門外の出店条件に悩む

―鶴屋吉信さんが出店されている平成館1階のラウンジは、来館者なら誰でも利用できるフリースペースなんですね。

ラウンジ全体が私どもの喫茶のように見えますが、見学の合間のご休憩に、持参された食べものや自販機で購入したお飲みものを、自由に召し上がっていただけるスペースです。つまり、鶴屋吉信としてはラウンジの一画をお借りしている形です。

実は以前、同じ場所に出店していたことがございます。その後、洋食店さんが入られて、2016年3月に再び私どもが売店をオープンする運びとなりました。舞台裏をお話すれば、出店はコンペティションで決まり、今回、博物館さんから提示された条件は「飲食の提供」でした。

和菓子の売店でありながら、ラウンジ利用者のニーズを満たすものにしなければならない。お腹がすいた、喉を潤したい、そういうお客様も多いのでしょう。だからこそ「飲食の提供」が条件だったのだと思います。

飲食の「食」については、甘味なら、それこそ私どもの四季折々の和菓子がありますし、お食事については、老舗懐石料理「たん熊北店」さん謹製の折詰を販売させていただくことで解決しました。問題は「飲みもの」でした。まったくの専門外ですので。

―「和菓子といえばお茶」というイメージですが、なぜコーヒーを?

京都のお抹茶を点ててお出しする、宇治茶のペットボトルを販売する、そういうことはすぐに思いつきました。でも、中にはコーヒーを飲みたいと思われる方もおられるでしょう。そんな時、おいしいコーヒーがあれば嬉しいじゃないですか。

それともうひとつ、和菓子の売店でありながらこれまでにない特色を出したい、という思いがありました。

ヒントになったのは、以前百貨店さんのお歳暮企画で、私どもの「鶴屋吉信ようかん」とドリップ式コーヒーの詰め合わせを発売する機会があったことでした。このギフトセットが非常に好評で、この時のコーヒーが、AGF(味の素ゼネラルフーズ株式会社)さんのレギュラーコーヒー『煎』だったのです。

『煎』は、日本の水や日本人の味覚に合うよう、豆の選定から焙煎までこだわって作られており、和菓子との相性も抜群とのこと。このご縁からAGFさんに相談したところ、紹介されたのが株式会社アペックスさんでした。

挽き立ての香りが呼び水になり和菓子と出会われるお客様も

―アペックスのマシンには他のタイプもありますが、CS-1を選ばれた理由はなんでしょうか?

まず、CS-1で淹れた『煎』を試飲させていただいた時に驚きました。CS-1は、『煎』はもとより、豆ごとに異なるおいしさを最大限引き出す設定ができるそうですね。

実は私、それまでコーヒーにこだわりがなかったんです。どれも同じ気がして。ところが『煎』を飲んだら、「コーヒーって、こんなにおいしいのか!」。衝撃を受けました。

また、CS-1の外観にも目を奪われました。赤い色で目立ちますし、中を見せるという発想も新しい。単なる機械という先入観が180度変わりました。そこで設置場所も、当初はレジ裏を想定していたのを、お客様から見えるところに変更したくらいです。

そして、もうひとつの決め手が、カフェラテやカプチーノも1台で提供できること。女性のお客様はラテ系のコーヒーを好まれるそうですね。これに見合うマシンがCS-1だったわけです。

―導入前に想像していたこととは違った、というところはありますか?

毎日のお掃除が手間なのではと思っていましたが、工程のほとんどが自動洗浄なので思いのほか楽です。

また、うっかり部品を外してしまい、慌ててメンテナンスに電話したことがありました。そうしたら千里眼かと思うくらい具体的に、どこをどうすればよいか教えてくださった。テレビ電話でもないのによくわかるなと、感心しましたね。

設置したての頃も、それこそ家庭教師のように手とり足とり教えていただきましたし、いざという時はオンラインマニュアルがあるので助かっています。これが動画でたいへんわかりやすいんですよ。シフトによってスタッフが交代しても安心、誰にでもすぐに扱えるマシンだと思います。

―ラウンジ利用者の反応はいかがでしょうか?

ラウンジの外まで広がる挽き立ての香りが呼び水になるのか、ふたを開けてみたら、たちまち長蛇の列ができたんです。

コーヒーをきっかけに私どもの和菓子と出会われるお客様が増えるのはありがたい反面、お待たせすることにもなったので、早急に手を打たねばと思いました。売店のオープンが桜の開花期で、上野公園でのお花見を兼ねて来館された方が多かったのかもしれません。人出がもっと増すゴールデンウイークの状況も懸念されました。

急いでアペックスのご担当者に連絡したところ、もう1台増やしてはというご提案があり、急きょCSS-1を追加設置することにしました。

この時の迅速な対応にも驚かされましたね。確か、連絡した翌日には設置してくださったのではないか。これが、設置から運営管理まで1社で行うトータルサポートの強みかと、実感しております。

お客様の中には博物館の年間パスポートをお持ちの方がいらして、ラウンジにもよく立ち寄られます。手前味噌になりますが、「光悦満雲寿(こうえつまんじゅう)」という東京限定のお饅頭目当てで通われるご常連もいらっしゃいます。

そういう方々から、「和菓子に合うコーヒーというのがあるんだね」「コーヒーと一緒にいただいてもおいしいね」というお声を聞くのがとても嬉しいです。年々増える外国のお客様にも、日本のおいしいコーヒーとともに伝統の和菓子を知っていただき、広く話題にしていただけたらと思っています。

店舗情報

東京国立博物館平成館ラウンジ 鶴屋吉信 売店
〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
TEL 03-3828-6811(売店直通)
営業時間 火~木10:30~17:00/金・土・日・祝 10:30~18:00 (平成館で特別展開催時のみ営業)

京菓匠 鶴屋吉信 ホームページ
http://www.turuya.co.jp/index.html

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