ニュース
2014年10月21日 「災害対応型カップ自販機」支援事例のご紹介(徳島県、広島県)
2014年(平成26年)7月30日から8月26日にかけ、「平成26年8月豪雨」と名付けられた集中豪雨が発生しました。政府により「激甚災害」に指定されたこの豪雨は、日本各地に大規模な洪水被害や土砂災害をもたらしました。
当社との「災害協定」締結先である徳島県那賀町と、広島県広島市での「災害対応型カップ自販機」支援事例についてご紹介します。
徳島県那賀町
2014年8月10日(日)、徳島県那賀町では那賀川が増水し、約400世帯が床上下浸水に遭うなど多大な浸水被害を受けました。避難住民やボランティアスタッフ、消防団のために町役場を開放。「災害対応型カップ自販機」をご利用いただき、延べ15日間で約1,144杯のお飲み物を無料でご提供させていただきました。
■ 災害発生時から活用までの流れ
8/10(日) | 台風11号の影響で災害対策本部を設置、避難指示発令。災害協定に基づき「災害対応型カップ自販機」を無料開放。約600名のボランティアスタッフが活動。 |
8/11(月) | アペックス、支援物資として紙カップ1000個、トイレットペーパー100ロールを提供。 |
8/18(月) | ボランティア活動人数は約60名。 |
8/25(月) | 災害対策本部終結、復旧本部へと移行。 |
8/29(金) | 「災害対応型カップ自販機」を有料販売に切り替え、災害支援完了。 |
■ 那賀町職員様より
この暑い時期に支援物資として届いたスポーツ飲料を常温で飲む状況下、冷たい飲み物を提供できるのはカップ式自販機の強みだと感じました。
住民やボランティアスタッフが非常に助かっただけでなく、役場職員もありがたく感じており、別館にももう一台設置を考えたいほどです。
今回の利用では、カップにフタが付かないため雨の中の移動が困難でした。
また、一度に多数の方が利用した場合、対応が追いつかない時もあり、今後の課題と感じました。
広島県広島市
2014年8月20日(水)、広島県では前日からの豪雨による大規模な土砂災害が発生。2か月以上たった今も避難勧告が出されおり、多くの方が避難所での生活を余儀なくされています。 当社は避難所として開放されている小学校2校へ「災害対応型カップ自販機」設置を申し入れ、1か月間で約7,200杯の飲料を無料でご提供させていただきました。2校での支援活動は現在も継続中です。
■ 災害発生時から活用までの流れ
8/20(水) | 土砂災害発生、避難指示発令。アペックス、災害支援を申し入れ。 |
8/25(月) | 市立梅林小学校、市立八木小学校へ「災害対応型カップ自販機」を1台ずつ設置。2校の避難者数は約800名 |
8/31(日) | 市内安全地域のみ避難指示・勧告解除。 |
9/25(木) | 2校の避難者数は約300名。 |