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2018年8月28日

(9月1日は防災の日)災害時に「紙カップ」が有効です。

9月1日は防災の日

防災の日は「政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する」こととされています。

有事の飲料確保の手段として、多様性を持たせることは重要です。当社では東日本大震災後の復興支援での経験から、「災害対応型カップ自販機」の設置を推進し、必要に応じて紙カップなどの原料の支援を行っています。

 

災害時には使い捨て紙カップが有効

紙カップでの授乳方法

衛生的にも優れた紙カップは、災害時にお薬の服用や、形を変えて乳児にミルクを飲ませることにお役立ていただけます。使用後はかさばらす廃棄することも、燃やして暖を取ることも可能です。

一般社団法人「日本母乳の会」様の「災害時の乳幼児栄養に関する指針2018改訂版」にも、「洗浄や消毒ができないような状況では、あれば使い捨ての紙コップが便利である。」と記載されています。

(出展:http://www.bonyu.or.jp/index.asp?patten_cd=12&page_no=222

 

「災害対応型カップ自販機」とは

災害協定により設置いただいているカップ式自動販売機から、有事の際に、設置先保管の鍵ひとつで、飲料や紙カップの無償提供を行うことができます。また、「紙カップ・スープなどの原料」「トイレットペーパー」など必要に応じた支援をいたします。

 

全国300カ所以上で展開中

様々な災害想定が発表されている昨今、今後の防災を見据えた対策として関心が高まっており、地方自治体様や病院様、企業様との「災害時における支援協力に関する協定書」締結が進んでいます。2011年8月、宮城県多賀城市との災害支援協定締結を皮切りに、6年が経過した今日では全国で300台以上を展開しています。最近では2014年の山梨県での記録的な豪雪、2015年の鬼怒川決壊、2016年の熊本地震、そして2018年の7月の台風第7号及び前線等に伴う大雨などで実際にお役立ていただいています。

 

災害時におけるカップ式自動販売機のメリット

① 災害協定書に基づき、飲料を一定期間無料にて提供します。専用の鍵または事前に取り付けたエマージェンシースイッチで、簡単に無料に切り替え可能です。

② どの季節に災害が発生しても、温かい飲み物と冷たい飲み物を提供できます。

③ お湯・水のサービスが可能。薬の服用水やインスタント食品の調理水としても活用可能です。

④ 原料が軽くコンパクトなため、持ち運びが容易で省スペースでの備蓄が可能です。

⑤ 自動販売機だけでなく、哺乳瓶が消毒できない場合にも、衛生面に優れた紙カップは有効活用できます。使用後はかさばらず廃棄することも、燃やして暖を取ることも可能です。

 

 

「災害対応型カップ自販機」誕生の背景

2011年3月に発生した東日本大震災。雪の降る寒い日が続いていた中で、避難所のみなさま方に温かい飲み物を届けたいという思いから、多賀城市を含めた大規模避難所6カ所に計8台のカップ式自動販売機を設置。コーヒー、ココアなどを無料提供させていただきました。その時ご利用いただいた方々より「温かい飲み物はうれしかった」「朝に熱いコーヒーを飲むという、以前の生活パターンにひとつでも戻れ心が安らいだ」などの声をいただき、カップ式自動販売機が災害時に役に立つことを認識しました。この経験と教訓を生かし、日本初の「災害対応型カップ自販機」が誕生しました。

 

当社は2018年2月に創業55周年を迎えました。当社の自動販売機をご利用頂く皆様の声に真摯に耳を傾け、社会や人の暮らしにおける自社の役割と責任を果たすよう、より一層精進してまいります。

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